Claudeでリサーチに使える「エージェント」と「Skill」入門
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Claudeでリサーチに使える「エージェント」と「Skill」入門


前回の「Claudeで情報収集・リサーチを効率化する実践的なやり方」では、プロンプトの工夫でリサーチの精度を上げる方法を紹介しました。今回はもう一歩進んで、「エージェント」「Skill」と呼ばれる、複数ステップの調査を自動でこなしてくれる仕組みについて紹介します。

エージェント・Skillとは何か

まず簡単に用語を整理します。

  • エージェント:1回の質問に1回answerを返すだけでなく、「調べる→確認する→まとめる」のような複数の作業を、自律的に繰り返しながら進めてくれる動き方のことです
  • Skill:特定の作業の進め方を、あらかじめ手順として用意しておいたもの。呼び出すだけで、その作業に適した進め方(何を調べて、どう検証して、どうまとめるか)を自動でなぞってくれます

どちらも「毎回自分で細かく指示を出さなくても、複数ステップの作業をまとめて任せられる」という点がポイントです。

一般ユーザー向け:複数ステップの調査を任せる

Claudeには、1つのテーマについて複数の観点から情報を集め、根拠を確認しながら1つのレポートにまとめてくれる、リサーチに特化した動き方があります。単発の質問より時間はかかりますが、その分、以下のような調査に向いています。

  • 「〇〇について、メリット・デメリット・注意点を整理したレポートが欲しい」のような、複数の切り口を横断する調査
  • 一度の質問では拾いきれない、複数の情報源を突き合わせたい調査

使うときのコツは、前回の記事で紹介した基本の型と同じです。「何について」「何のために」「どこまでの範囲を」を具体的に伝えるほど、まとまりのよいレポートが返ってきます。曖昧なテーマを丸投げすると、広く浅い内容になりがちです。

a simple illustration of one broad research topic splitting into three narrower labeled sub-topics, each being explored separately before merging into one final report, flat minimalist monotone style

エンジニア向け:Claude CodeのSkill・サブエージェント

ターミナル上でコードを扱う「Claude Code」を使っている場合は、もう少し踏み込んだ仕組みも使えます。

リサーチ特化のSkill

Claude Codeには、リサーチ作業を自動化する専用のSkillが用意されています。呼び出すと、テーマに対して複数の調べ方(切り口)で並行して情報収集を行い、集まった内容をお互いに照合・検証したうえで、出典付きのレポートとして1つにまとめてくれます。1つの視点だけで調べるより、思い込みや調べ漏れに気づきやすいのが利点です。

探索用のサブエージェント

コードベースの中から特定の実装や設定を探し出したいときは、探索に特化したサブエージェントを使う場面もあります。これはコード調査寄りの用途ですが、「広い範囲から該当箇所を素早く見つけ出す」という考え方は、一般的なリサーチにも通じるものがあります。

どちらを使えばいいか

  • 普段使いの調べ物・下調べは、まず前回紹介した基本のプロンプトの工夫で十分間に合うことがほとんどです
  • 複数の切り口をまとめて調査したい、根拠まで突き合わせて確認したい、といった手間のかかる調査は、複数ステップをこなす仕組みに任せると効率的です
  • 日常的にClaude Codeを使っているなら、リサーチ用のSkillを一度試してみる価値があります

まとめ

「エージェント」「Skill」は、複数ステップの調べ物をまとめて任せられる仕組みです。単発の質問で済む調べ物と、複数の情報源を突き合わせたい込み入った調査とを見極めて使い分けると、リサーチ全体の効率がさらに上がります。